ベルリンは、部屋探しが毎年困難になってきています。私たちを含め、多くの外国人がベルリンに移住していきていることがその一因。外国人が集まれば必ずあがる話題が、「いかに部屋を探すのが大変だったか・・」です。本当に大変なんですよ。本当に。
ベルリンに来てからずっとWG(ルームシェア)に住んでいましたが、この度重い腰を上げて、ルームシェア以外の部屋を探すことにしました。
今回は、ベルリンでのアパートの部屋探しに役立つ情報を紹介します。ベルリン情報中心ですが、ドイツ国内で部屋探しする人にも役立つ情報だと思います。(WGをお探しの場合は、こちらの記事をご参照ください。)
1)部屋探しサイトをチェックする
部屋探しをする!と決めたら、ドイツの部屋探しサイトを日々チェックするようにしましょう。日々賃貸情報が更新されています。ウェブサイトによっては、自分の希望のエリア・価格帯を設定し、メールに更新情報を送ってもらえるものもあります。
まずは、できるだけ多くの情報を仕入れることをお勧めします。ドイツでの部屋探しに役立つウェブサイトを下記にまとめます。
家具なし物件が多いサイト
ドイツでは、キッチンも引っ越しの際に持参することが多いので、キッチンがついていないことも多いです。そのため、外国人にとって、家具なしの部屋は、少しハードルが高いかもしれません・・
www.immobilienscout24.de
www.immonet.de
www.immowelt.de
www.wohnung-jetzt.de
家具付き物件が多いサイト
家具付きの部屋の掲載が多いサイトです。こちらは、短期間から長期間までさまざま。管理会社と直接契約するのではなく、部屋主が長期不在中に部屋を又貸し(Sublet)する物件の掲載も多いです。
家具がついていると、すぐに生活を始められるので便利です。私たちも、基本的には家具付き物件をチェックしています。
www.wg-gesucht.de
https://www.city-wohnen.de/
(追記)
自分達の広告を作る方法もあります。部屋の貸し手によっては、広告を出すと連絡が来すぎるので、借りたい人専用の広告を見てコンタクトを取る人も多いそうです。また、新聞への広告は、お金を払っている分さらに信用力が高いようです。
Facebookのグループも役立ちます
忘れられないのが、Facebookのグループ。物件探しに関連するFacebookグループが多数存在しています。こちらも要チェックです。
Apartments/roommates in Berlin
Berlin Housing
Berlin Startup Flats & Flatshares
Berlin Startup WGs
Flats in Berlin
Housing Berlin/Wohnen in Berlin
Provisionsfreie Wohnungen Berlin
Short-term accommodation Berlin: WG, Zwischenmiete, flat-share, Zimmerbörse
Urban Home Berlin
WG, Zimmer, Wohnung in Berlin gesucht
WG zimmer wohnung in Berlin room flat apartment rent
Wohnung Frei in Berlin
Wohnung in Berlin
2)問い合わせをする
気になる物件が見つかったら、問い合わせをしましょう。メールのテンプレートを作っておくと、楽チンです。
ちなみに、問い合わせのメールを送っても、返信をもらえる確率は非常に低いです。部屋の貸主は、数100通以上の問い合わせがあることもあるそうなので、しょうがないですね。
そのため、できるだけ問い合わせメールに多くの情報を詰め込み、部屋の貸主に興味を持ってもらい返信をもらえるようにすることが大切。
メッセージにはは、部屋の貸主に、「この人に部屋を借りてほしい」と思ってもらえるよう注意して書くといいと思います。部屋の貸主が一番気になっているのが、借主が「ちゃんと家賃を払ってくれるかどうか。信用に値する人物かどうか」です。
私たちは、職業 (Linkedinのリンクも付記)と 支払い能力について説明の2点についての情報は必ず含めるようにしています。
3)部屋の見学に行く
運良く部屋の貸主から返事が返ってきたら、部屋の見学に行きます。見学は、部屋の貸主にもよりますが、部屋を求める人が一同に会する見学会の場合もあれば、個別に見学させてもらえる場合もあります。
ただ、部屋を見せてもらうわけではありません。自分が「この部屋に住みたいか?」とチェックするのと同時に、家主も「この人に貸しても大丈夫か?」とチェックしているのです。ここでも、部屋を貸すのに値する人物であることをしっかりアピールすると良いと思います。
(追記)
問い合わせの際は、メールより電話の方が好まれるようです。
期間限定で部屋を借りるのではなく、長期(期間設定なし)で契約をする際にはより信用力が大事になります。そのため、見学の際にも、できるだけ年配でしっかりとしたドイツ人に同伴してもらうなど対策したほうが良さそうです。
4)必要書類を準備しておく
WGとは違い、個人で部屋を借りる場合にはある一定数の書類が必要です。部屋を見学に行く段階でも、これらの書類の提示を求められることも。早め早めの準備が功を奏します。必要な書類についてまとめておきます。
Schufa Auskunft(債務履歴証明)
借主の信用能力を示す書類のひとつ、Schufa。 これは、携帯電話の料金やガス・電気といった公共料金の支払いに滞納がないかを証明する書類です。Schufa Holding AGという会社に、債務履歴証明を作成してもらいます。1通24.95ユーロです。作成の依頼はこちらで出来ます。
日本で部屋を借りる際に、保証会社の審査が入りますが、それの書類版といったところでしょうか。
(追記)Schufaは年に1回取り寄せ無料です。
Mietschuldenfreiheitsbescheinigung(家賃未滞納の証明書)
家賃未滞納の証明書も必要です。私は、ドイツで既にWGに住んでいるので、オーナーさんに協力していただき作成しました。フォーマットはこちらを参考に。
日本からベルリンに引っ越ししてすぐに部屋を借りたい場合は、日本で同等の書類を用意しておくと役に立つと思います。
無事部屋が借りれることが決まったら、契約時に下記の書類が必要となります。
ー身分証明書のコピー
ー会社の契約書のコピー
ー過去3カ月分の給料明細のコピー
ー銀行の残高証明のコピー
以上、ドイツでアパートの部屋を借りる方法でした。ベルリンの部屋探しは、「大変」の一言につきますが、ベルリンで部屋探しをする際には参考にしてみてください。
(追記)現在、ベルリン中心部に1ベッドルームに住んでいます。審査の際、下記書類を提出しました。
1)身分証明書のコピー
2)会社の契約書のコピー
3)過去3カ月分の給料明細のコピー
4)銀行の残高証明のコピー
5)家賃未滞納の証明書
今回はSchufaは求められませんでしたが、他に応募した物件のほとんどで求められたので、前もって作っておくに越したことはないと思います。
追記のアドバイスは、たこ@ドイツ在住日本語教師(@takochan_de)さんからいただきました。ありがとうございました!
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