こんにちは、ベルリンで絶賛就職活動中のAyumi(@aaayumi)です。私は現在、就職活動を続けながら、フリーランスのライターとしての仕事を続けています。先日内定辞退を受けた会社からは、幸か不幸かフリーランスのライティングの仕事をもらうことができました。
そこで、私には迷いが生じ始めました。フルタイムで仕事探すの大変だし、フリーランスで仕事した方が良いのではないか?と。こちらについては、働き方に求めるものや職種によっても考え方が違ってくると思います。社会人歴4年、マーケティング職の私にとって何がベストなのか、周りの人のアドバイスも参考にしながら考えてみることにしました。
フリーランスとして働くということ
ベルリンには、フリーランスとして働いている人が沢山います。エンジニア、ライター、マーケター、コンサルティング、アーティスト・・等々。フリーランスとして働ける職種も増えてきているようです。
ベルリンでフリーランスで働くメリットってどんなものがあるのでしょう。
①自由度が高い
フリーランスで働くということは、自分が行った仕事の対価として報酬をいただくことになります。それだけに、スケジュールを自分でコントロールすることができます。オフィスに行く必要がなければ、家でパジャマで作業することだって可能です。
②フリーランスになれば、日本人クライアントと仕事ができる
私がベルリンでフリーランスになる一番のメリットだと思っているのが、日本人のクライアントと仕事ができるということです。なぜなら、ベルリンでフルタイムの仕事を見つけるのが難しい理由のひとつが、日本マーケットをターゲットにしている仕事が少ないため、日本人であるというメリットを活かせず、国籍関係なくライバルと戦わなければいけない状況になってしまうからです。
ベルリンにいながらずっと日本語で日本人と仕事するってどうなの?っと思われる方もいるかもしれませんが、現実は厳しく、個人的には日本人が外貨を稼ぐのは難しいと思われます。エンジニアは別ですが、ライターやマーケティングは比較的難しいです。そのため、日本人クライアントから仕事をもらって働けるというのは、ベルリンで働く上でのメリットだと思います。
ということで、ベルリンでフリーランスで働くということは、ベルリンというヨーロッパの大都市の中で比較的物価が安く、そして環境的にも日本ほど(特に東京)人生を急いでいる人がいないので、のんびりとした環境の中で、日本でのワークスタイルを持ち込んで働く事ができるというのがメリットです。
私も今フリーランスのライターとして働いていますが、正直もしベルリンではなく東京だったらとっくに心が折れていたと思います。なぜなら、東京は、みんな忙しそうにしているから働かなくちゃという気持ちにどうしてもなってしまうし、お金を使わないと生きにくい環境だからです。
正社員として働くということ
それでは、ベルリンで正社員(フルタイム)で働くことについてのメリットを挙げてみましょう。
①経験値が上がる
私は、海外で働く経験を得るためにベルリンにやってきました。今、ベルリンのスタートアップ界隈が盛り上がっているので、ベルリンにはヨーロッパ各国、強いては世界各国から若者が集まってきています。
実際、パキスタン人ルームメイトのハリスも、同じことを言っていました。「パキスタンで学べることは学んだ。次は海外で挑戦したい。」まさしく、私も同じ気持ちで来ていて、他にもこのような人がゴロゴロいます。
また、ハリスにフリーランスになろうかと相談した時に、こう言われました。「社会人10年くらいまでは、フルタイムで働いたほうがいいよ。会社には色々な人がいるから、絶対学ぶことがあるから。フリーランスになるのはそれからでも遅くない。」
確かにそうです。会社には、上司だけではなく、同僚がいて、何かしら日々学ぶ機会があります。これはフルタイムで会社で働くことのメリットです。
②生活の安定
フリーランスをしていて不安になるのが、仕事が続くのかということです。今は仕事があるけれど、1ヶ月後、2ヶ月後、はたまた半年後の自分が何をしているかなんてわかりません。でも、フルタイムで雇用されていれば、ある程度先の見通しができます。短期的、中期的、長期的な計画を立てることもできます。
また、家を借りる際もフリーランスだとなかなか貸主を見つけるのが難しいです。社会保障の面を見ても、フルタイムの方が安心感が増します。(ドイツではお給料から天引きされる税金が40%なので、税の負担も増すのですがw)ただでさえ外国に住むということはストレスが多いので、生活の安定感って重要なのです。
一から自分で仕事を探し外国で働くという経験は、日系企業の海外駐在では得られない経験です。海外駐在はほぼ会社の意思だけれど、海外現地就職は全部自分の意思ですから。あと、ライバルは日本人だけじゃなく世界の人々の土俵に乗らなくちゃいけない。海外現地就職でフルタイムの仕事を見つけるのは、正直大変です。でもその経験は、何にも代えがたいものになるはず。
私はやっぱり正社員(フルタイム)狙いながらフリーランスを続けます。
1ヶ月ベルリンで就職活動をして、現地就職の難しさを目の当たりにしました。私がエンジニアだったり、ドイツ語がネイティブレベルだったら別なのでしょうが・・・。本格的にフリーランスになることも考えたのですが、
でも逃げでフリーランスになるのってどうなんだろう?という気持ちもありますし、そもそも私は海外修行としてベルリンまで来たので、ただ働くだけではなく学びがあるところで働きたいという気持ちがあります。そのため、就職活動を続けながら、自分で出来る限りの仕事をフリーランスで行っていこうと思います。
終わりに
フリーランスで働くのか?フルタイムで働くのか?これは、人それぞれ、その人の目的や働き方によって合うものは変わってくるはずです。ベルリンでも、他の海外の都市でも、強いては日本でも、自分にあった働き方は、自分で決めるもの。そして、自分が良いと思ったら、それで良いのです。
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自分で納得がいくような働き方を選ぶって大事です。