「ハーメルンの笛吹き男」のグリム童話は、一度は皆さん耳にしたことがあるのではないでしょうか。ハーメルンは、ドイツのニーダーザクセン州に位置する人口5万人程度の街。
街自体は、中世の雰囲気が残っており、ハーメルンの笛吹き男の伝説を体感できるような場所です。そこで、今回はハーメルン観光について知りたいことをぎゅっとまとめて紹介していきます。
ハーメルンの笛吹き男のストーリー
ハーメルンの笛吹き男を聞いたことがある方も、ストーリーが確かではない方も多いかもしれません。私も、旅行前に下調べで確認するまで、ちょっと曖昧になっていたので、ここで復習しておきましょう。
ハーメルンの笛吹き男は、グリム童話ですが、1284年に実際にハーメルンで起こった事件が元になったと言われています。
この年、ハーメルンではネズミが大量発生し、街は笛吹き男に、ねずみの退治を依頼しました。男は、笛を使って、上手くネズミをおびき寄せ、無事にネズミを退治したのですが、街側は男に報酬を払いませんでした。
それに怒った笛吹き男は、今度は、笛を吹き子供をおびき寄せ、130人の子供を街からさらってしまったそうです。
伝説とされ、事実関係は100%ではないそうですが、それでもちょっと怖い話ですね。
ハーメルン観光
それでは、ハーメルン観光について詳しくみていきましょう。
ハーメルン旧市街へ
ハーメルンの観光は、ハーメルン旧市街に始まり、ここで終わるといっても過言ではありません。ハーメルンの旧市街は、石畳に木組みの家が残り、中世の雰囲気が感じられる場所。
旧市街自体は大きくないので、歩いて十分に見て回れます。観光案内板には、赤色のルートで周ると効率が良いよ、と紹介されていました。
ねずみの跡を辿る
ハーメルンの旧市街の石畳には、ねずみのタイルが埋め込まれています。子供達が、楽しそうに、このねずみの跡を辿って行っていました。さて、どこまで続いているのか、辿っていってみてはいかがでしょうか。
ハーメルンの笛吹き男の野外舞台
ハーメルンの旧市街には、そこそこ大きな野外舞台があり、ここで、5月から9月の間、毎週日曜日の正午にハーメルン笛吹き男の舞台が繰り広げられます。曜日が限定されてしまいますが、日曜日にハーメルン観光できるなら是非見ておきたいですね!
ハーメルンの笛吹き男の仕掛け時計
季節外や時間が合わず野外舞台を見れない方、野外舞台のすぐ隣には、仕掛け時計があり、毎日1日に3回仕掛け時計がハーメルンの笛吹き男のストーリーを実演します。
1回5分くらいと短時間なので、スケジュールを合わせて見てみてください。
名物料理ねずみの尻尾を食べる
ハーメルンの老舗レストランRattenfaengerhausでは、ハーメルンの笛吹き男の伝説にあやかって、ねずみの尻尾という料理を食べることができます。名前はねずみの尻尾ですが、本当は、豚肉を刻んだものとのこと。
私が訪問した時は、営業時間外で食事することができませんでしたが、実際に試した人は、良かったと言っている人が多いので、試す価値はありそうです。
ハーメルンでどこで食べる?
私たちは時間が合わずねずみの尻尾料理を食べられなかったので、ハーメルンで人気のパンケーキ屋さんにいってきました。
Pfannekuchen
ハーメルン旧市街にあるパンケーキのお店Pfannekuchen。40種類以上の塩味、甘味のパンケーキがあります。1620年に建設された木組みの家で、店内も雰囲気がありいい感じです。
私は、ヤギのチーズとイチジクのパンケーキを食べました。店内で焼きたてのパンケーキを提供してくれるので、熱々で美味しかったですよ。
ハーメルンへの行き方
ハーメルンは、ドイツ北部の主要都市から数時間で訪れることができるので、日帰りで訪れるのにちょうど良いです。
ハンブルクからは電車で約2時間。
ブレーメンからは電車で約2時間。
ハノーファーからは電車で約40分です。
ブレーメン、ハノーファーは、ハーメルンと同様ニーダーザクセン州の都市なので、ニーダーザクセン州の普通列車の乗り放題チケットNiedersachsen-Ticketを利用するとお得。
1名利用は24ユーロ。以降、一名増えるごとに5ユーロ追加で、合計五名まで同時利用可能です。
ハーメルン中央駅から、旧市街までは徒歩で20分ほどありますが、多数のバスが走っています。Niedersachsen-Ticketには、バスも含まれているので、うまく活用してくださいね。
終わりに
ハーメルンは、まさに童話のハーメルンの笛吹き男の世界を体感できる街です。ドイツの主要な都市からアクセスも良いので、ぜひ日帰りで訪れてみてはいかがでしょうか。
ではではー。