出産後、慌ただしい日々を送っている中でふと、子供手当のことを思い出しました。いつまでに申請しなくちゃいけないのかと出産後にもらった書類を見返していると、出産後6週間以内と書いてあるじゃないですか!慌てて手続きすることに。
必要な書類が揃っていれば、半日もあれば申請書類の記入から郵送まで終えられるかと。今回は、ドイツの子供手当の制度と新生児の子供手当申請方法を紹介していきます。
ドイツの子供手当制度とは?
ドイツ在住で税金を支払っている親は、子供一人当たりに一定額の手当をもらう資格があります。2019年には、支給額が微増し、子供一人あたり毎月204ユーロになりました。(3人目からは、210ユーロ、4人目以降は235ユーロ)
1年で子供一人あたり2448ユーロが支給されるのですから、ありがたいですよね。
支給される期間は、子供が満18才になるまで。就業せず学業を続ける場合は、満25歳まで支給されます。
日本の児童手当は、中学生まで、金額も1万から1万5千円なので、ドイツの方が支給額が多いですね。
子供手当申請の流れ
それでは、新生児の子供手当の申請の流れをご紹介します。私たちは、オンラインで子供手当を申請し、申請後に1週間後に手続き終了の連絡が封書で届きました。
子供手当申請に必要なもの
子供手当は、出生後にもらえる以下の2点が必要になるので、出生後にのみ申請可能です。
子供の出生証明書
子供が出生した後数日以内に、出生を役所に登録する必要あり。その後、出生証明書(Geburstkunde)が発行されます。出生証明書は、自動的に3枚(保険会社・両親手当用・子供手当用)もらえるので、申請書類の送付時に子供手当用の出生証明書を同封しましょう。
子供の税金番号
もう一つ、出生後に待たなければいけないのが、子供の税金番号(Die Steuerliche Identifikationsnummer)です。出生登録した後、数週間で連邦局から封書で税金番号が届きます。
オンライン申請の条件
子供手当のオンライン申請には、いくつか条件があります。
−血縁のある新生児であること
−ドイツ在住であること
私のパートナーはEU連邦市民なので、彼の名前で申請することにしました。日本人夫婦や、上記に当てはまらない人は、直接労働局(Agentur für Arbeit)下のFamilienkasseで申請する必要があります。パスポートと滞在許可(実際に申請した方の経験談はこちら)
申請フォームの入力
子供手当(Kindergeld)オンライン申請フォームから、必要な情報を記入していきます。主に入力する情報は、両親の住所や生年月日、子供手当の振込先です。
全ての情報を入力すると、申請書が生成されます。この申請書をプリントアウトし、署名したら、Familienkasseへ郵送しましょう。私たちの場合、1週間ほどでFamilienkasseから郵送で登録完了の連絡が来ました。こうして、子供手当が申請した振込先に振り込まれるはずです。
ドイツを去る場合
ドイツを去り、ドイツに納税しなくなる場合、ある特定のケースを除き、子供手当の受給資格がなくなります。その場合、しっかりと子供手当の受給停止の申請をFamilienkasseにしておきましょう。
申請を忘れていたうんぬんかかわらず、不正受給が発覚すると、罰金が課せられます。
終わりに
子供手当の申請は、この通り意外と簡単です。育児には色々とお金がかかるので、204ユーロが毎月振り込まれるのはありがたい限り・・!
出産後しか申請できないですが、忘れずに申請するようにしたいですね!
ではでは。