最近立て続けに興味深い働き方をしている人に出会いました。こんな働き方もあるんだなあと目から鱗が落ちた気分です。全ての人がしているわけではないですが、「こんな働き方もあるんだよ」ともっと多くの人に知ってもらえたらな、と思ったので、今回はドイツで出会った柔軟な働き方の一部を紹介していきます!
パートタイムで働く
パートタイムで働くと聞くと、時短勤務を思い浮かべるのではないでしょうか。私もそうでした。しかし、パートタイムとは週3日や4日勤務だけではないんです。
ある人は、会社とパートタイム契約を結び、年80日の有給休暇を取得することにしたそうです。ドイツのフルタイム勤務の人の年間有給休暇は、通常25−30日ですから、2倍以上の休暇が取れるということ。
週3日働いて2日は休む、というパートタイムの働き方ではなく、自分の手持ちの仕事が落ち着いているときは有給休暇を使って多めに休みを取るというスタイル。このパートタイム契約をした方は、もともとフルタイムで働いていたそうですが、パートタイム勤務に変更してから、休みを利用してドイツ語クラスに通ったりと有効に活用しているとのこと。
週で区切るのではなく、休みの日数でパートタイムとして働く場合、自分で働く日と休みを取る日を調整できるのが良いところではないでしょうか。
パートタイムで働く人の場合、子育てや介護といった家族の事情で時短で働くという人が多いですが、この方の場合、家族はまだいませんが、もっと自分の時間が欲しいということでこの働き方を選んだそうです。
給料は週40時間フルタイム勤務の水準から20%減になるそうですが、生活には支障はない範囲。「お金より時間の余裕」という選択です。
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リモートワークで働く
次は、リモートワーク(在宅勤務)について。私の勤務先もですが、ドイツでは多くの会社が在宅勤務にそれなりに柔軟に対応しています。そのため、家に修理会社が来るときや、大きな宅配物があるときは、在宅勤務に切り替え、仕事を休むことがなく済むようにしている人がほとんどです。
しかし、在宅勤務という形にも会社によって制限があることも多いのが実情。私の以前の勤務先では、「休暇の延長として在宅勤務をしてはならない」というルールがありました。例えば、休暇としてタイに行って、在宅勤務をしながら働くことはできない、ということです。
一方、今回紹介するのは、旅行と仕事を組み合わせたパターンの方。1ヶ月間南アフリカへ行き、週3日南アフリカからベルリンの会社とリモートで働き、週2日は休暇を取って、南アフリカを満喫してきた、という人に会ったのです。
南アフリカというと、ネット環境は大丈夫なのかな?と思ってその方に聞いてみたのですが、ネット環境は充実しており、問題なく働けたということでした。1ヶ月南アフリカに滞在して、ゆっくり観光できたようで、すごく満足だったようです。
こういう働き方ができれば、慌ただしく旅行や休暇を取る必要もなくていいですよね。
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最後に
ドイツでも必ずしも全ての会社、職種でこんな働き方ができるわけではないです。でも、少なくともこういう働き方をしている人が身の回りに実際に存在しているわけで、そしてこれからもっといろんな働き方をする人が増えて来るんだろうな、ということは感じられます。
このような働き方してみたいですか?