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まだ週40時間働いてるの?これからの働き方について考えよう

最終更新日 2020-03-02 Ayumi

まだ週40時間働いてるの?

冒頭のフレーズは、友人が今立ち上げ中のプロジェクトとコラボレーションしてMediumに書いた英文コラムのタイトルの一部です。

自分でもコラムを書くために情報源を探している間に、ワークシェアリングやスウェーデンの6時間労働導入の話が取り糺されてきました。時代の変化が早くなってきている今、これからの働き方を考えていかなければならないと思います。

より多くの方に読んでもらいたいので、日本語版を「たびのーと」に転載します。長いけれど、未来の働き方について考える良いきっかけになるので、ぜひ読んでみてください。

英文コラム本文はこちら
Still working 40 hours per week? Here’s a glimpse into 2050…

****

働き方
私たちが知っている働き方はすでに変化し始めています・・

生き方、働き方は、技術が発展し続けるに連れて急速に変化してきています。もはや小さいパソコンであるスマートフォンを手にして歩き回ることを誰が30年前に想像したことでしょうか?

FacebookやTwitterといったソーシャルメディアがビジネス上重要なマーケティングツールになるなんて誰が想像できたでしょう?新しい技術が日々生まれ、市場に出回り、変化のスピードは、来る10年、20年で倍速になっていくと考えられます。今日はiPhoneかもしれませんが、明日にはcicret braceletかもしれません。(*cicret braceletとは、肌をタッチスクリーンとして利用できるブレスレットのこと。)

同様に、今ある仕事は20年前に存在していませんでした。これは、新しい仕事がまた生まれるということを示唆しています。また、仕事の種類が変わっているだけではなく、働き方自体が変わってきています。数年以内に新しい働き方への劇的な変化が起こるでしょう。働き方が変わるのです。実際に、この変化はすでに社会を形成し始めています。

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何が起こっているの?

今までは、1日8時間、週40時間、月160時間労働が基本でした。しかし、多くの仕事は、新技術の導入によってなくなってきています。その結果、生活はより便利に実用的になりました。

これは、会社にとっては、オペーレオションに必要な労働時間とコストを削減できるということです。過去には、人々は今よりもずっと長時間働いていました。統計によると、1900年代のアメリカの1年間の労働時間は2900時間でした。それは、2000年になると1900時間に減っています。

事実、1850年代から1950年代の労働時間は4000時間/年から2000時間/年 に減少しています。2015年の現在、労働時間は1900時間となっていますが、この数字は下記のグラフのように、2050年に向けてどんどん減っていくと予想されます。

統計
統計は、過去数十年間で労働時間は劇的に減少したことを示しています

労働時間の減少は、もはや明らかになっています。結果として、失業率は世界中で高い割合となっています。意義のある仕事を手に入れる機会はどんどん減ってきています。

何がされるべきなのでしょう?北欧諸国では、ワークシェアリングとしてしられる革新的な概念を取り入れました。ワークシェアリングでは、2人が1人8時間の労働をシェアします。仕事量が減るので収入は減少しますが、低収入は無収入よりもずっと良いはずです。北欧諸国は、社会福祉制度が充実しているので、たとえ低収入でも、生活費用を維持することができるのです。

働き方
ひとつの仕事を2人でシェア?

もっとも特徴的なのは、スウェーデンが1日6時間労働を導入したことです。多くの会社が、仕事の効率性を改善する方法として、このシステムを取り入れ始めています。疑問に思う方も多いのではないでしょうか。「この働き方は、1日8時間、週5日労働より当に効率的なの?」と。

6時間労働は、仕事とプライベートにポジティブな影響をもたらすのではないでしょうか。人々は、8時間労働より6時間労働でより幸せを感じています。なぜなら、より多くの時間を自分のために使うことができるようになり、人生の質を上げることができるからです。デンマークの人が、世界でもっとも幸福な人だというのは、当然とも言えます。

一方で、ワークシェアリングのメリットは大きいのです。労働者は、仕事におけるストレスを軽減させることができ、健康な人が増えたのです。これは、国にとっても良いことです。医療費を減らすことができるのですから。ワークシェアリングの考え方は、現況の経済下において、大学を卒業する若い人を含めた多くの人が仕事を手に入れることを可能にさせます。

世界が自動化されるにつれ、多くの仕事が消えていっています。労働者の仕事だったものが、ゆっくりと、しかし確実に、ロボットによって奪われてきています。例えば、駅の改札員やデパートのレセプションが当てはまります。駅には、自動改札機が置かれ、デパートメントの案内人は高機能のコンピューターに置き換わっています。私たちは、この変化を恐れるべきではないでしょうか?

働き方
労働時間が減ればより幸福になれる?

私たちは、何をすべき?

まず、自分自身で仕事を作ることを考えてみましょう。今までは、会社にある仕事に従事するために雇ってもらうのが通例でした。これらの仕事は、今後ロボットや機会に置き換わっていきます。ロボットや機会が生み出せない価値を生み出せる人にならなければならないのです。技術は日々進化しています。時代を読み取り、自分が提供できるものを考えていかなくてはなりません。これは、学生にも言えることです。古いスタイルのキャリアを目指すべきではありません。自分自身に問いかけましょう。何がキャリアとして追いかけるのに値するものなのか、と。

次に、お金に依存したライフスタイルを改めることです。近い将来、私たちは限られた仕事を多くの人でシェアしなくてはならなくなります。人々が受け取るお金がベースとなった収入は、フラット化していきます。お金に頼りきっていた生き方を改め、お金から解放された新しい生き方を考えていきましょう。これは、次世代で生き残るためには必要になってくるはずです。

これらの話は、人によってはおとぎ話のように聞こえるかもしれません。でも、フィンランドはすでにベーシックインカムを導入することを勧めています。ベーシックインカムとは、国民すべてに人権とその国で生活する最低限の生活を保障するというものです。

オランダのユトレヒトでも、同じような試みが試験的に行われています。ひょっとすると、これこそ将来の姿なのではないでしょうか。将来における仕事という概念は、今日のように重要なものではなくなっていくのかもしれません。

これからは、より自由な時間に何をするのかがより重要になってくるのではないでしょうか。近い将来、今ある仕事の多くはなくなっていくのでしょう。将来の働き方は、労働時間や(強制的な)休暇の代わりに、情熱や関心に重きを置いたものになっているのかもしれません。

違う観点から考えてみれば、私たちはより多くに時間を手にすることができる可能性があるということです。将来のあり方をこのように考えることができるのであれば、未来はより楽しくて、より多くのチャンスがあるものだと思えませんか。

お金の問題から解放されれば、教えることや音楽といった本当に情熱を持てるものを追いかけることができるようになります。それって素晴らしいことではありませんか?私たちがこれからすべきことは、私たちの生活を維持するための解決策を探し、より良いワークライフバランスを追求していくことです。

よく見て、感じて、考えましょう!変化はすでに起こっています。

***
最後に友人が立ち上げ中のプロジェクトについてご紹介。仕事の効率化を図るアプリです。

FeedbackApp は、効率の良い働き方、チーム内のコミュニケーションを改善するプラットフォームです。メールアドレスを登録していただければ、登録時に連絡をお送りします。

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プロフィール


ayumi

20代後半でワークライフバランスを追い求め、ドイツに移住しウェブ開発者にキャリアチェンジしました。3歳息子の子育てと仕事の両立に奮闘中。

旅行好きが高じて始めた当ブログですが、今は海外移住、語学学習、子育て、と幅広いトピックを扱ってます。
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