シンデレラ城のイメージともなったと言われるノイシュバンシュタイン城。その幻想的な姿は、多くの観光客を惹きつけます。 年間5000万人の観光客が訪れると言われている、人気観光スポットであります。
ノイシュバンシュタイン城は、南ドイツのバイエルン州に位置しています。訪れるには、バイエルン州の州都であるミュンヘンを経由するのが便利。ミュンヘンからは電車で2時間程で訪れることが可能です。
バイエルン州王であったルートヴィヒ2性によって、19世紀に建設されたこの城は、比較的新しい城。その美しい佇まいから、ドイツ国内でも有数の名城として知られています。
一度は見てみたいノイシュバンシュタイン城!私達は、訪問数ヶ月前からコツコツと事前準備をし、スムーズに城への日帰り旅行をすることができました。
今回は、個人で城見学に行きたい人のためのチケットの事前予約方法から行き方までをご紹介していきますー!
【その前にひとこと】
ノイシュバンシュタイン城のチケット購入は全て英語、かつ最寄りの都市ミュンヘンからは公共交通機関を使わなければなりません。結構時間と労力を使いますので、ストレスなく快適に旅行したいなあという方は、ツアーに参加するのもおすすめです。
ノイシュバンシュタイン城チケットの予約方法
ノイシュバンシュタイン城のチケットは少し変わっていて、購入してすぐ入場できるわけではありません。チケット販売はタイムスロット式になっており、指定時間に入場できる制度。
そのため、当日チケットを購入することも可能ですが、理想的な時間でチケットを購入できるとは限りません。混んでいると当日チケットは既に売り切れという場合もあるそう・・。折角そこまで行って、城内に入れないなんて悲しすぎる!
そのため、私は事前予約を強くオススメします。私達は、ミュンヘンからの日帰り旅行でノイバンシュタイン城を訪れることにしていたので、スケジュールに合わせてチケットの時間を指定しておきました。
効率よく旅をしたい場合は、ノイシュバンシュタイン城のチケットは事前予約しておきましょ!
ノイシュバンシュタイン城基本情報
まずは、基本情報を。冬は営業時間が短くなるので注意ですね。
9AM-6PM (4月〜10月15日)
10AM-4PM (10月16日〜3月)入場料:
大人12ユーロ (18歳以下の子供は無料)
オンライン予約のステップ
それでは、チケットの予約方法をご紹介します。予約は、公式ウェブサイトから。
メインページから、「TOURS&TICKETS」のカテゴリーを選びます。
「TICKET RESERVATION」のボタンを押します。
チケットの種類を選びます。ノイシュバンシュタイン城以外にも見学したい場合には、他の城とのコンビネーションチケットもあるので検討してみるといいかも。
次のページで、予約情報を記入していきます。ここで、参加人数やガイドの言語を選択。また、入場時間も設定します。注意したいのが、入場時間の1時間前までにチケットをチケットセンターで引き換えする必要があるということ。
スケジュールと合わせて、時間の余裕を持って選択してくださいね。
チケット予約時におけるアドバイス
–予約は、入場日の2日前まで可能です。
–予約手数料として、一人あたり1.8ユーロがチャージされます。予約なしで長蛇の列に並ぶことを考えると、安い予約費じゃないかなあと思います。
–キャンセルは、入場時間の2時間まで可能。予約を変更したい場合は、一度キャンセルして再度予約する必要があります。入場時間毎の入場可能人数が決まっているので、予約変更時にはご注意を
–チケット購入時にはまだ支払いは行われません。チケットセンターでチケットを引き換えるときに支払います。支払い方法は、クレジットカートか現金から選べました。
ノイバンシュタイン城見学までの流れ
次に、ノイバンシュタイン城の見学までの流れです。大きく分けて3つのステップにわけられます。
1)フッセンから、城の麓へ移動する
2)城の麓にあるチケットセンターでチケットを購入する
3)入場時間までにノイバンシュタイン城まで移動する
です。順を追ってみていきましょー!
1)フッセンから、城の麓へ移動する
ノイバンシュタイン城への旅の拠点となるのが、フュッセン。ミュンヘンから日帰り旅行の場合も、電車でフッセンに向かいます。 バスは、Steingaden Garmisch-Partenkirchen行きのRVA/OVG73 か、Schwangau行きのbusRVA/OVG78です。
城の麓であるHohenschwangau/Alpseestraße駅で降車します。
2016年7月現在、フッセンの駅は工事中でロッカーが見当たりませんでした。ほとんどの人が荷物を城の麓まで持参してました。日帰りの場合、できるだけ荷物は少なめにまとめておくのが無難。
2)城の麓にあるチケットセンターでチケットを購入する
降車すると、遠くのノイバンシュタイン城が目に入り一気にテンションが上がります。しっかりチケットを購入し、中もしっかり見学したいところ。
まずは、チケット交換/購入しに、チケットセンターへ行きましょう。バス停から、丘を登って行くと右手にチケットセンターが見えてきます。
チケットセンターの入り口は2つに分かれており「当日購入(黄色のゲート)」と「予約引き換え(赤色のゲート)」の列があります。
見ての通り「当日購入」は長蛇の列。「予約しておいてよかったー!」と思う瞬間です。
予約引き換えは、とってもスムーズ。チケットカウンターでプリントアウトしておいた予約表を渡します。支払いは現金かクレジットカードで。支払うと、入場時間が書かれたチケットが手渡されます。
チケットを手に入れたら、入場時間の5分前までにノイバンシュタイン城の入場口に行けばいいだけ。簡単!
3)入場時間までにノイシュバンシュタイン城まで移動する
ノイシュバンシュタイン城への行き方は、3つあります。
1)徒歩(所要時間40分)
2)馬車(所要時間20分)
3)バス(所要時間5分)です。
味があるのは馬車移動かもしれないですね!時間はバスよりもかかりますが。バスと馬車の場合、降車地から更に10−15分歩く必要があります。
体力があれば全行程歩いてもいいかもしれませんが、効率良く観光するのであれば、バスを使って移動した方がオススメ。降車地から城まで、そして城内でも結構歩くので・・。ここは体力温存しておいたほうが良いかと。
バス料金は、片道1.8ユーロ、往復2.6ユーロです。
バス降車地はこんな感じ。
ここから、15分程歩いてノイシュバンシュタイン城の麓まで向かいます。
4)指定された入場時間で入場する
ノイシュバンシュタイン城に着くと、大きな電光掲示板が目に入ってきます!
そうです、ここに入場時間が表示されるのです。
入場時間は10分毎に指定されているので、チケットに書かれた指定時間の10分前になったら、電光掲示板の近くに陣取っておくと良いでしょう。
指定時間になると、チケットのバーコードを読み取ってもらい、ゲートの中に入ります。いよいよガイドツアーが始まりますよ〜!
ここで注意。リュックは前に持つように指示されます。
城内に入るとまずオーディオガイドが手渡されます。(英語やドイツ語の場合、ガイドツアーを選択することも可能)
このオーディオガイドは優れもので、部屋毎にアナウンスが自動的に流れるようになっています。聞き終わらないうちに次の部屋に行くと、アナウンスが切り替わってしまうのでご注意を〜。
ガイドツアーの所要時間はおおよそ30分。城内での登り降りが多いので、歩きやすい靴で行くのが良いかと。
見学が終わったら、城の周辺を見て回ったり、絶景ポイントを周るといいかも。残念ながら絶景ポイントのひとつ、マリエン橋は現在無期限で閉鎖中。
私達は、マリエン橋の後ろから城の写真を撮ってきました。
日帰り旅行に最適!バイエルンチケット
予約や移動の手続きを簡易化したいなら、ツアーに参加するのがベスト。私達のように、個人で訪問することも十分可能です!その際にそこで大活躍するのが、
バイエルンチケット
このチケットは、バイエルン州内の電車、地下鉄、バスが乗り放題。ミュンヘンからフュッセン行の電車もカバーできてしまうんです。
利用料金は人数によって変わるのですが、単体でチケットを買うよりずーーっとお得!
2人 28ユーロ
3人 33ユーロ
4人 38ユーロ
5人 43ユーロ
そして、ミュンヘンからフュッセン、そしてフュッセンからノイシュバンシュタイン城の麓のバスまでカバーしてくれます。1日乗り放題なのでお得ですよね。(休日は早朝3時から、平日は朝9時から有効)
私達は、4人で旅行したので1人当たり10ユーロで、ミュンヘンーノイシュバンシュタイン城を往復旅行できてしまいました。通常チケットを買えば、50ユーロはするので、本当にお得!
DB(ドイツ鉄道)のウェブサイトから事前に購入しておくこともできますよ〜。
最後に
ノイシュバンシュタイン城へ旅行に行くのであれば、ノイシュバンシュタイン城のチケットを事前予約しておき、バイエルンチケットでお得に移動しましょ。
良く言われるのが、ノイシュバンシュタイン城ってアジア系の観光客ばかりなんじゃないの〜?ってこと。正直私も5年前ミュンヘンを訪れた時に、その理由から行くのを止めました。(時間的・金銭的な制約もあったんですけどね・・)
今回訪れてみて思ったこと。確かにアジア系の観光客は、ドイツの他の都市より格段に多いです。でも、ここはドイツ国内でも有数の観光スポット。世界中から多くの観光客が来ていて、そこまで気になりません。
団体客を避けたいのであれば、できるだけ午後の見学を避けて午前中に訪問するなど工夫すれば、全然問題なさそう。
アジア人の観光客が多そう・・だけで行くのを断念するのはもったいないですよ!私も今回行ってみて、「前回も訪問しておけばよかったな〜」と思ったので。
美しいものは美しい。
ドイツ旅行の際には、是非ノイシュバンシュタイン城へ!
結構の記事を読んで、個人で行くのは結構大変そうかも・・と思った方は、ミュンヘン発のノイバンシュタイン城ツアーをチェックしてみてください。ノイシュバンシュタイン城だけじゃなく、フュッセンにある世界遺産のヴィース教会に訪問するツアーもありました。
どこに泊まる?
フュッセンにも魅力的な宿泊施設は色々とあります。自然豊かなフュッセンに宿泊してみるのもいいかもしれませんね!
Appartement-Hotel Seespitz –Weißensee湖の真ん前にあるホテル。ドイツっぽい山小屋風のホテルです。
多くの人がミュンヘンを拠点にするかと思うので、ミュンヘンのホテル情報も載せておきます。
Hotel Schlicker — 旧市街のど真ん中という好立地
Hotel Am Markt — 旧市街にあるのに良心的価格
LetoMotel München City Ost — お手頃価格かつ清潔なホテル
周辺の都市情報
拠点の街ミュンヘンを効率よく観光するための方法を記事にしました。
ロマンティック街道沿いにも素敵な町があります。
ではでは〜。
おぶ says
大変分かり易く、また参考になる貴重な情報をありがとうございました。
私、主人、息子(21歳)の3人で今年の8/23,24ミュンヘンに2泊後、8/25,26フュッセンに2泊いたします。25日夕方ミュンヘンからレンタカーでフュッセンに移動し夜に到着。翌日、午前中ノイシュバンシュタイン城を観光予定です。レンタカーの場合、城の周りにパーキングがあるようですが、どの様な状況か教えて頂けますか?或いはホテルに車は置いて、公共の乗り物を利用した方がいいでしょうか?海外旅行でのレンタカーの利用は初めての為、大変不安です。
その後の予定は8/27ローテンブルグ泊、8/28ハイデルベルク泊、8/29フランクフルト空港から夜に出国予定です。レンタカーは空港まで利用いたします。諸々の情報や注意事項など、どうぞよろしくお願いいたします。
Ayumi says
コメントありがとうございます。私はレンタカーを利用していないので、正確とは言い切れない情報ですが、ノイシュバンシュタイン城付近に駐車場があったと記憶しています。フュッセンの宿で、ノイシュバンシュタイン城の駐車場状況を聞いて、レンタカーで移動するかどうかを決めるのが良いのではないかと思います。